Say's Garden

雛人形と徒競走

最近日記をサボりまくりで駄目駄目子です。
だって春なんですもの。体が言うことを聞かない。

昨夜、母方の祖母と祖父の夢を見ました。
祖母は私が中学生の頃に他界、数年後に祖父も後を追っています。

彼らがどの様に時代を生きてきたか。
私にとっては彼らは、夏休みと冬休みに会うのが楽しみな「おじいさんとおばあさん」。
優しい笑顔、暖かく迎え入れてくれる手、そのすべてが良い意味で「あたりまえ」な存在でした。
彼らが他界しても、実感が沸かずに数年が経ち、悲しいとか寂しいとか、そういう感情すらも、鈍器で叩きながら心に教え込ませているようでした。
何も感じていない訳じゃないのよ。ただ…
「なぜ当たり前じゃなくなるのか」
が、まだ理解できずにいただけ。


昨夜はね、そんな私を諭すように彼らが降りてきて、
びっくりしました、おっかしいのよほんと!だって・・・
おばあさんったら、いきなり雛人形出しているだもの!
そしておじいさんは、おばあさんを喜ばせるために、徒競走で一所懸命走っているの!何で!?
でも微笑ましかったわ(笑) 感動するおばあさん、そして雛壇に何故か置かれた、振り子の獅子。
こっくりこっくり頭を振って、この出鱈目な夢を笑っているよう。

「おばあさんにはおばあさんの、おじいさんにはおじいさんの、尊い人生があったのね」
言わずもがな。私が知っている彼らの人生なんて、ほんの一こまよ。
例えば貴方に家族や仲間がいて、ずっと一緒にいるように、何でも知っているように見えるけれど、本当はほんの一部しか知らない。
人間はもっと奥深いもの。

彼らが生まれるべくからして私の祖父母だった訳では無く、私の祖父母になってくれたのよ。
今、本当にありがとうと言いたい。


もし同じ夢をもう一度見るならば、きっと雛人形の前に座るおばあさんは、私が見たことのない子供の姿だわ。
そしておじいさんは、頭にハチマキ巻いて、少年の瞳で駆けているはず。
想像できると思う。彼らの人生を。

今、敬意を込めて。

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