寒さにうずくまるベットの中で、懐かしい人たちの事を考えていた。
最近めっきり目が悪くなってきた、私の祖母。
去年の年末は、行きそびれてしまった。
何となく、行きにくくて。
四人兄弟の末っ子として生まれた父の、さらに四人兄弟の末っ子ともなれば、従兄弟達の世代ともかけ離れた感があって、置いてきぼりを食らった気分でした。
私が彼らに追いつく頃には、既に次の世代が誕生していて、さらに気まずい。
それでも、私に出来ることもあるだろうと、祖母によく手紙を書いたものでした。
「おばあさん、お元気ですか?私は毎日忙しくしています」
他愛も無い日常を、そこはかとなく書き綴って、最後に追伸、「風邪など引かぬよう、どうぞご自愛ください」
そんな代わり映えのない内容に祖母は喜び、数日後には茶封筒にしたためた返事が返ってくる。
「先日は小学校で、機織の実演をしました」
「おばあさんの俳句が、新聞に掲載されました。とても嬉しい」
祖母は昔の人とは思えないほど、活発で大胆な人だ。
しかしここ最近になって、手紙にやや元気がなくなってきた。
流れるような文字にさざ波が交じり、面影の精彩を欠く。
溌剌としていた祖母に、寂しさの影が浮かんで来たようで、とても心配になる。
あぁ、今頃そちらは、雪に閉ざされているのでしょうね。
春になればまた、蓮華が一面に咲くのでしょうか。
私は自分の心配ばかりしていて、親戚の集まりを避けていました。
だって、茶髪パーマなんて、田舎ではさぞかし奇抜でしょう?
今さらそんなこと、気にしても仕方がないけれど。
やっぱり気になってしまうのです。親の恥にならないかと。
でもきっと、直接会っても「この子誰やった?」って言われるのでしょうね(笑)
おばあさん、いつも姉と間違えるから。
目が悪くなってきたと聞き、文字を送るのは控えていたけれど、
やっぱりもう一度、手紙を書こうと思います。
次にお会いするときには、間違えないでね、と。
しっかり伝えておかなければね。
最近めっきり目が悪くなってきた、私の祖母。
去年の年末は、行きそびれてしまった。
何となく、行きにくくて。
四人兄弟の末っ子として生まれた父の、さらに四人兄弟の末っ子ともなれば、従兄弟達の世代ともかけ離れた感があって、置いてきぼりを食らった気分でした。
私が彼らに追いつく頃には、既に次の世代が誕生していて、さらに気まずい。
それでも、私に出来ることもあるだろうと、祖母によく手紙を書いたものでした。
「おばあさん、お元気ですか?私は毎日忙しくしています」
他愛も無い日常を、そこはかとなく書き綴って、最後に追伸、「風邪など引かぬよう、どうぞご自愛ください」
そんな代わり映えのない内容に祖母は喜び、数日後には茶封筒にしたためた返事が返ってくる。
「先日は小学校で、機織の実演をしました」
「おばあさんの俳句が、新聞に掲載されました。とても嬉しい」
祖母は昔の人とは思えないほど、活発で大胆な人だ。
しかしここ最近になって、手紙にやや元気がなくなってきた。
流れるような文字にさざ波が交じり、面影の精彩を欠く。
溌剌としていた祖母に、寂しさの影が浮かんで来たようで、とても心配になる。
あぁ、今頃そちらは、雪に閉ざされているのでしょうね。
春になればまた、蓮華が一面に咲くのでしょうか。
私は自分の心配ばかりしていて、親戚の集まりを避けていました。
だって、茶髪パーマなんて、田舎ではさぞかし奇抜でしょう?
今さらそんなこと、気にしても仕方がないけれど。
やっぱり気になってしまうのです。親の恥にならないかと。
でもきっと、直接会っても「この子誰やった?」って言われるのでしょうね(笑)
おばあさん、いつも姉と間違えるから。
目が悪くなってきたと聞き、文字を送るのは控えていたけれど、
やっぱりもう一度、手紙を書こうと思います。
次にお会いするときには、間違えないでね、と。
しっかり伝えておかなければね。